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プラトニックラブは-4
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針生先生「そろそろ時間になりますね。」
私「先生…いや。力が入らない。私、昨日は、自宅できちんと寝ました。高校教師の部屋と一緒…いや。先生、手を握らせて。」
私は、床に倒れ、寝てしまった。
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針生先生「貴女の為ならば、僕はどんなことでもする。」
私は、深く眠りながら、針生先生と藤井先生の喧嘩を聞いていた。
私「やめて。私が消えればいいの。苦しめたこと…ごめんなさい。」
男性が私の身体を抱きしめていた。
男性「君のことが好きでたまらない。君の全てが欲しい。許して欲しい。」
男性が泣いていた。
私「泣かないで。ありがとうございます。」
私は、涙を流し、寝ていた。
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私「また寝てしまった?ごめんなさい。」
針生先生「良いのですよ。」
私「お腹がまだ少し痛いです。」
針生先生「そうですか。生理中は、眠くなりますからね。」
私は、黙っていた。
針生先生「頭は、しっかりされていますか?」
私は、キョトンとしていた。
針生先生「二つに一つしか答えられませんよ。子供を産んで学校を中退するか、卒業したいのかどちらを選びますか。」
私「子供…欲しいけれど、今すぐには…。お相手が中退してまで欲しいと言うならば考えますが…。今の成績ではこの大学にもう一度は、入れない。卒業しなくては。」
針生先生「よろしいですよ。豚、聞いていたか?したかったら、避妊しなさい。避妊しても、100パーセントじゃない。」
私「避妊の仕方を教えてください。」
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針生先生から、顔を叩かれた。
針生先生「そんなに豚としたいのですか!貴女は!」
私「違う。私、もし男性が無理矢理してきたら、避妊の仕方が分かれば妊娠しないから。」
私は、泣いてしまった。
私「どこで買うのかもわからない。だけど、男性が私を好きで求めるならば、私からつけたいの。子供がたくさんお腹にできてしまったら、困るの。愛して欲しいけれど、毎年、産めないから。」
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毎日 産んだらどうですか
あなたのおもい笑笑
寝よっと
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針生先生「好きな女性に、そこまで言わせたいか!今の子は、女性でも避妊を常備しているとか、どうしてこの子に言わせたのだ!」
私「ごめんなさい。持っていない私が悪い?私、男性と無理矢理以外、ないの。生理用品のように持っていない私は、まともじゃないのでしょうか。」
針生先生「お黙りなさい!」
私は、下を向いて、震えていた。
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針生先生「それが答えですよ!貴女は、帰りなさい。」
私「あの。ごめんなさい。お時間をありがとうございました。失礼します。」
針生先生から、抱きしめられた。
針生先生「行かないでください。少しだけこうして欲しい。」
私「はい。」
私は、抱きしめられ、力がなくなっていった。
私「好き。」
針生先生「初めて貴女を見た時から、僕の気持ちは変わらない。貴女が誰を好きになろうとも離さない。」
私「こんな私にありがとうございます。」
私は、泣いてしまった。
針生先生「今日は、お帰りなさい。生理痛が酷いならば、僕の研究室に来なさい。良い病院を紹介します。」
私「ありがとうございます。先生もお気をつけてお帰りください。」
私は、泣きながら、にっこり笑顔でいた。
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それから藤井先生は、誘わなくなった。
私「遊びでしたか?それともあれは夢?」
藤井先生「違う。本気だ。だけど、君を妊娠させたら、僕は…。僕も君の気持ちは、わかるから。大学院を卒業しなくては僕は、今がなかった。君を恨まない。一生、君を思い続ける。」
私「先生、なぜ?」
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私「婦人科の本を読みました。私が避妊のお薬を飲めば、貴方と一緒にいられますか?」
藤井先生「君は…。どうして?」
私「貴方のことが好きだから。」
藤井先生「君は僕の初めての女性だ。これから先、君以外、抱きたくない。」
私「私と結婚してくださいませんか?」
藤井先生は、黙っていた。
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藤井先生「君と結婚したい。だけど、僕には自信がない。君と結婚して、君が別の男性のことを好きになったら、僕はどうしたらいい?」
私「貴方以外、欲しくない。」
藤井先生「いや。君は、そう言ってくれるけど、僕のことを物足りなくなる日が来る。」
私「来ないわ!」
藤井先生「僕は手に入れても、君を殺すかもしれない。英語教師の気持ちが痛い程、わかる。なぜ君はモテるんだ?なぜ僕なんだ?」
私「先生、話す全てが好き。ダメですか?」
藤井先生「会いたくない。嫌いになった。」
私「わかりました。さようなら。」
私の目から涙が流れた。
藤井先生「違う。僕は…。あいつ、なぜ脅すんだ!」
私「針生先生?ごめんなさい。先生、苦しまないで。生きて欲しい。貴方に会えてありがとうございます。さようなら。」
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