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日本共産党 | 共産党 (政党総合スレ)-2

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民主集中制

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>>238
“立候補という制度がない”
◆2018/08/28

自ら立候補できないような選挙制度などあり得ない。日本共産党規約には「指導機関は、次期委員会を構成する候補者を推薦する」とある。要するに、🟥現在の指導部が次のメンバーを選ぶということだ。

――党のすべての指導機関は、党大会、それぞれの党会議および支部総会で選挙によって選出される。
――選挙人は自由に候補者を推薦することができる。指導機関は、次期委員会を構成する候補者を⭕推薦する。選挙人は、候補者の品性、能力、経歴について審査する。
      (党規約第十三条)

指導機関というのは、下から順に支部委員会、地区委員会、都道府県委員会、中央委員会のことを指している。

 *党大会で新中央委員を選出後、ただちに第1回中央委員会総会が開かれ、まず、前大会期の️⭕️常任幹部会の提案に基づき、幹部会委員長、中央委員会書記局長、幹部会副委員長(若干名)の党三役を選出する。
 *次に、️⭕️新三役の提案に基づき、幹部会委員を選出して中央委員会総会(1中総)は一旦休会。

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>>240
 *入れ替わりで新幹部会委員が会議に入り、常任幹部会委員を選出、書記局員等を任命したのち、1中総を再開してその人事を️⭕️報告する。



中央委員会の選挙では、それまでの中央委員会が約200名程度の次期中央委員、准中央委員(決議権を持たない)名簿を作成し、党大会に提案する。この約200名には、年齢や簡単な党歴などが書かれている。写真はなかったと記憶している。私など相当党歴も、幹部歴も長かったがよく知っていると言えるのは、せいぜい2割程度だった。ほとんどの人は顔も知らないし、話もしたこともない。地方で活動する党員はもっと知らないだろう。

これをどう選ぶのか。党大会では代議員に約200人の名前が書かれた投票用紙が配布される。名前の上に欄があり、「この人は選びたくない」と思う人だけにチェックをする。そうでない人は何も書かない。最高裁裁判官の国民審査のようなものだ。結局、顔も知らなければ、経歴もよく知らない人を従前の指導部が提案したとおりに選ぶのが共産党の言う選挙なのだ。

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>>240
では、この名簿は誰が作るのか。中央委員や幹部会委員、常任幹部会委員の誰もが熟知しているわけではない。🟥人事局担当の常任幹部会委員や委員長、書記局長などのごく一部が主導して作成される。私は何年も常任幹部会委員や政策委員長、書記局長代行の任に就いてきたが、それでもこの名簿作成に関わったことはなかった。

結局、数人の幹部の意向、というより、ほとんどトップ一人の意向で中央委員会や幹部会委員、常任幹部会委員などの党中央の指導部が作られていく。委員長や書記局長なども同様である。トップがみずから「辞める」と言わない限りいつまでも居座り続けることになるのだ。

こんな組織に党内民主主義などあるわけがない。

党規約上は、現在の共産党において最も上位の職責を担っているのは、志位和夫幹部会委員長である。では志位氏が実質ナンバーワンかと言えば、私はそうではないと見ている。実質的なナンバーワンは、不破哲三氏>>168であろう。幹部会委員長、中央委員会議長を歴任した不破氏は、これらの役職は降りたものの、88歳(→93歳)の今も最上位の常任幹部会委員として残っている。

243


>>240
不破氏が影響力を残していく上で常任幹部会委員に残っていることが重要なのである。

不破氏の前にカリスマ指導者として君臨した宮本顕治氏(故人)は、引退した途端にすべての影響力を失ってしまった。当時、わけ知り顔の共産党ウオッチャーが、引退しても宮本氏の影響力が残っているかのような解説をしているのを見たことがあるが、引退した翌日から党本部内で宮本氏のことはまったく話題にも上らなくなった。一夜にして過去の人になったのだ。

不破氏は自分が居座っただけではない。不破氏の側近中の側近であり、それだけが存在意義のような浜野忠夫氏>>165も居座らせた。同氏は86歳(→91歳)である。私が在籍していた当時から、浜野氏は不破氏の“伝令役”であった。不破氏は、志位委員長にはほとんど直接には意見を言わず、浜野氏を通して指示を出していた。不破氏の意向は、浜野氏に聞けば分かるほどであった。

244


>>240
元書記局長の市田忠義氏>>168もすでに75歳(→80歳)になっている。同氏は2015年に、任期限りで引退を表明していたが、翌年の参院選挙に出馬し4回目の当選を果たしている。「野党共闘を進める上で、他野党との人脈を生かすため」というのが引退を撤回した理由だそうだ。だが市田氏は他野党に人脈など持っていない。私が在籍当時、民主党の中野寛成幹事長と市田氏、私の3人で飲んだだけで、不破氏から注意されたぐらいだ。

不破氏が高齢でも党の最高幹部に居座るためには、浜野氏も、市田氏も留任しなければ都合が悪かったということだ。現在、80歳代の中央役員は不破氏、浜野氏の2人だけである。市田氏も4番目の高齢である(→不破93歳、浜野91歳、市田80歳)。

そのため昨年の党大会では、中央役員の選出基準について「年齢によって機械的に区分することをせず、一定の年齢に達している同志であっても、その知恵と蓄積された経験を生かすため、健康と家庭などの条件の許す同志については、退任を希望している同志でも積極的に慰留する」などと定められた。この提案をしたのが浜野氏なのだから、自作自演と言うほかあるまい。

245


>>240
かつて宮本顕治氏が80歳代になっても居座り続けた際には、「余人をもって代え難い」などと党内に説明し、さすがに党内から反発の声が上がったことがある。この実態は、今も何ら変わっていないのだ。

市田氏や同氏の立命館の後輩である穀田恵二国対委員長は、2人で話す時、志位氏のことを「アレ」と呼んでいたそうである。もう引退したが、石井郁子衆議院議員・副委員長なども地元の大阪に帰ると、自分の力は棚に上げて平然と志位氏を批判していたそうだ。市田氏は私にも、「あの野郎」と志位氏のことを呼んだことがある。もちろん本人の前ではペコペコしている。党の最高幹部たちがこういう面従腹背の態度をとっているのだ。

宮本顕治氏に引退の引導を渡したのは、不破氏だった。今度は志位氏が不破氏に引退の引導を渡すときだと思う。共産党の体質転換は困難だとは思うが、まずここから始めるべきであろう。

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野党共闘の再構築に挑戦 『中央公論』12月号 志位委員長インタビュー
🟥しんぶん赤旗 2023年11月12日(日)

『中央公論』12月号(10日発売)は、「野党共闘の再構築に挑戦する」と題した日本共産党の志位和夫委員長のインタビューを掲載しています。

🟥選挙制度改革>>240

特集「政治改革から30年」に登場した志位氏。「政治とカネ」の問題・政治腐敗をなくすことを名目に1990年代の「政治改革」によって導入された小選挙区制が、大政党有利に民意をゆがめ、虚構の多数を得た自民党が労働法制の規制緩和や社会保障の連続削減、集団的自衛権行使容認の閣議決定など暴走したと告発しました。

志位氏は、「小選挙区制の導入によって政治に多様性と活力がなくなってしまっている」と鋭く指摘し、国民の民意を鏡のように反映する比例代表制を中心にした制度改革が必要だと提起しました。

247

>>246
企業・団体献金を禁止する代わりとして導入された政党助成金についても、企業・団体献金禁止の約束が果たされず、「政治とカネ」の問題はこの30年間で少しもよくならず、「腐敗はむしろ深刻化している」と厳しく批判。「『政治改革』の名のもとで行われた小選挙区制と政党助成金は、日本の政治を堕落させた。この二つの大改悪はリセットしなければならない」と主張しています。

志位氏は、日本民主青年同盟が若者と対話し、新しい仲間を増やしていることに触れつつ、若い世代に社会主義・共産主義への偏見がなくなり「資本主義が限界ではないか、という感覚になってきている」と分析。資本主義のもとでの格差拡大、気候危機、ジェンダーの問題など「新しい問題に対応するためには、新しい社会が必要ではないかという模索が、世界でも日本でも若者のなかで始まっている」と述べ、資本主義を乗り越える社会―共産党が社会主義・共産主義と呼ぶ未来社会について「真剣に考えてみたいという流れの広がりを実感している」と語っています。

248

>>246
🟥自力つけ発展

共産党は野党共闘の成果をどう評価し、どう進めるのかと問われた志位氏は、“野党共闘は失敗した”との言説が流布されていることに対し、「冷静に事実を見てほしい」と強調。市民と野党の共闘以降、16、19年の参院選で計21の1人区で野党統一候補が勝利したこと、17年総選挙で32の小選挙区で勝利し、政権交代に挑戦した21年総選挙で59の小選挙区で勝利した事実を示しました。

その上で志位氏は、「野党共闘には弱点もあるし課題もあるが、確かな成果もあげている。その事実の上に立ってよりよいものにしていくことが大切ではないか」と述べています。

志位氏は、立憲民主党の泉健太代表との党首会談(10月23日)で「次の総選挙で与党の議席を最小化するために連携していく」とした合意>>141を出発点にし、「野党共闘を再構築するために努力していきたい」と表明。岸田政権の物価高騰に対する無為無策、憲法を無視した大軍拡などを批判し、「ここで野党が頑張らなくてどうするのかという大事なところだ」と強調しました。

249

>>246
市民と野党の共闘を発展させるうえでも日本共産党自身が力をつけるべきだとし、「比例代表を軸に総選挙で躍進を果たしたい。小選挙区でも勝てる共産党になるようチャレンジを続けていきます」と決意を述べています。>>234

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