登別市擁壁崩壊から1カ月　雨の降る季節　募る住民の不安　市の対策は…
週末も道内では大雨になる恐れがあるなか先月土砂が流れ出た登別市の住宅地ではさらなる被害の拡大に不安の声があがっています。

廣瀬美羽記者）

「現場では土砂が流れないように土嚢が積まれていますその先の擁壁は大きく崩れたままです」

登別市の住宅で擁壁が崩壊し、土砂が流れ出てから1か月。

11日、登別市にも雨が降っていました。いまのところ被害の拡大は確認されていません。ただ、この雨は週末、さらに強くなる恐れも。

九州北部で甚大な被害をもたらした「梅雨前線」がこの週末、道南付近まで北上するとみられているのです。

雨雲の動きの予想をみてみると15日土曜日の未明から午後にかけて強い雨をもたらす雨雲が胆振地方に断続的にかかっています。

住宅の擁壁が崩れた影響で21世帯に避難指示が出ていた登別市美園町。現場はブルーシートや土嚢で保全され、周辺の15世帯は自宅に帰ることができましたが…。

近隣住民80代）

「壊れている家を早く保護しないとね、いつ保護するんだか分からないし…ゆっくり寝てはいられない」