《福島県議選・記者解説》世代交代？単独過半数割れ自民　議席減らした立民・共産
2023年11月13日 18:45

＜福島テレビ・県政担当の阿部加奈子記者解説＞

ーー12日の選挙の結果、各党の勢力はどう変わるのか？

各党の議席数を選挙の前後で比較すると、最大会派の自民党は、２つ減らして２９議席、単独過半数の３０議席を割り込んだ。「重点選挙区」に位置付けた５つの選挙区は２勝３敗で、当選した現職も前回より票を減らした。
自民党県連の幹部が要因に挙げているのが、内閣支持率が３０％を下回るなかでの「反自民の逆風」だ。

ーーベテランの落選もありましたね？

別の県連幹部は「次の世代を担っていく人に託そうという有権者の思いに自民党として応えられたかどうか疑問が残る」と話している。

＜世代交代と言えるこうした結果は、野党側にも＞

立憲民主党も議席を減らした。立憲側も「受け皿になれていない」と険しい表情を浮かべる。
立憲民主党福島県連・金子恵美代表は「政権与党に対する厳しい目があったにもかかわらず、私たちが党勢拡大をできていないということは、厳しい目がこちらにも向けられていると」と話した。