夫婦別姓　導入を推進
各党と具体案の協議めざす　竹谷代表代行、団体と意見交換
2025年10月23日

公明党の竹谷とし子代表代行は22日、衆院第2議員会館で一般社団法人「あすには」（井田奈穂代表理事）などが主催した選択的夫婦別姓制度の導入をめざす意見交換会に出席し、党として制度実現を推進していく立場を改めて強調した。

https://kanto.hostlove.com/political_economy/20251004190935/i194

竹谷代表代行は、先の通常国会で制度導入に向けた法案が衆院で審議入りしたものの、採決が見送られ継続審議となっている現状に言及。実現への課題解決に向け「野党の皆さんや、自民党の中で推進の立場の方々と具体案について協議していきたい」と述べた。

出席者からは、制度導入の意義について「女性活躍に向け、選択肢を広げるものだ」といった意見が出された。その上で「30年間、同じ議論が繰り返されている」として、早期導入を求める声が上がった。

>>247
選択的別姓導入早く
斉藤代表、竹谷代行らが日弁連、弁政連と政策懇談会　公明、実現めざして推進　冤罪被害の救済へ再審法の改正も
2025年11月5日

公明党の斉藤鉄夫代表、竹谷とし子代表代行らは4日、都内で日本弁護士連合会（日弁連、渕上玲子会長）と日本弁護士政治連盟（弁政連、小林元治理事長）と政策懇談会を行った。竹谷代表代行は、選択的夫婦別姓制度の導入について「公明党は一貫して推進の立場だ。一日も早く実現できるように推進していきたい」と力説した。

席上、斉藤代表は、公明党が掲げる中道政治について「イデオロギーや国家よりも、目の前にいる一人の人生を考えるのが中道主義の本筋だ」と強調。日弁連など各種団体とも連携して政策課題を前に進めていく決意を述べた。

日弁連の渕上会長は、公明党について「『平和の党』『基本的人権を尊重する党』ということで、『基本的人権を擁護し、社会正義を実現する』という日弁連の政策とも極めて近い関係にある」と強調。選択的夫婦別姓制度の導入に関して「公明党に大変、尽力していただいている」と述べた上で、実現に向けてさらなる推進を訴えた。

女性議員増、夫婦別姓も
党女性委など、現場の声踏まえ提言　男女共同参画巡り担当相に
2025年11月29日

公明党女性委員会の竹谷とし子委員長（代表代行）らは28日、内閣府で黄川田仁志男女共同参画担当相に対し、政府や自治体、企業などが2026年度からの5年間で取り組むべき指針となる第6次男女共同参画基本計画に具体策を反映させるよう提言した。黄川田担当相は提言を踏まえ「実現に向け頑張りたい」と応じた。

竹谷代表代行らは、提言の作成に当たって「全国の公明議員をはじめ、関係団体や現場で働く女性の声、意見を踏まえた」と強調し、現場の声を最大限反映した内容となっていると述べた。

提言では、ジェンダーギャップの解消に向け、女性議員の比率増加など政治分野におけるDEI（多様性、公平・公正性、包摂性）の推進や選択的夫婦別姓制度>>247の早期導入、女性専用車両の増設などによる痴漢対策の強化や女性起業家へのハラスメント防止に向けた新法制定も求めた。

生理や妊娠・出産に関する女性の身体的・経済的負担の軽減を巡っては、生理用品の無償提供や消費税軽減税率への追加の検討を主張。妊娠検査の無償化も要望した。

>>247
旧姓の通称使用の法制化なら「法制審に諮問が筋」　公明・斉藤代表
2025年12月5日

　高市早苗政権が調整している結婚後の旧姓の通称使用の法制化について、公明党の斉藤鉄夫代表は5日の記者会見>>608で、法相の諮問機関・法制審議会による選択的夫婦別姓導入の答申を尊重する考えを示し、「法制審議会の答申と異なる内容を政府案にするならば、もう一度法制審議会に諮問し直すのが筋だ」と述べた。政府による旧姓使用の法制化を牽制（けんせい）した。

https://kanto.hostlove.com/political_economy/20251111200830/i225

　選択的夫婦別姓をめぐっては、法制審議会が1996年に別姓の導入を答申した。だが保守派などの反発で議論は進んでこなかった。

　首相は別姓に慎重な立場で、夫婦同姓が前提となる旧姓の通称使用の法制化に向け、関連法案を来年の通常国会に提出する方向で調整している。